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Pan Records

戦前ブルース音源研究所

Pre War Blues Laboratories

 

検証を参考に紹介いたします。
 
ロニー・ジョンソンは 1920年以前にはニューオリンズで父親率いるストリングスバンドで
演奏しておりヴァイオリンやギター、マンドリン、バンジョー、ベース、ピアノ等の
楽器を一通りこなす腕前でした。



1925年に初録音をし自身の名義による録音も増えて行きました。

そんな彼が残した1920年代の演奏を聴く限りでも、そのギターの演奏方法フレーズは
一人で弾き語りで覚えたものでないことが判ります。


まるで私達の世代のギターリストの様なリフを弾くのです。
それはバンドでのギターのソロパートの感覚に近いです。


私が一番好きな曲は「Playing With The Strings 」1928年2月21日メンフィス州テネシーでの録音。

この曲は Oheh Record 8558 より、当時販売されました。


その素晴らしい演奏は LPの時代 CDの時代となった今でも世界中に紹介され
販売され続けており聴いて愉しむことが出来ます。


Youtubeで Lonnie Johnson の Playing With The Stringsを検索してみて下さい。



その曲を演奏しているミュージシャンはどこにもいません。


これだけギター自慢の演奏家やブルースファンが多いのにです

演奏出来ない理由があるのです・・


誰もが憧れる名演は ハヤマワシ なのです音程では約1音です。



音楽的な解説になってしまいますが ハヤマワシ と言う以上は
納得出来る証明をしないといけません。

曲のキーは E です。


イントロは ほぼ Eの音から始まりますが、
10秒の辺りで1/6半音(半音100セントの6分の1音)高くなります、
当然再生速度速くなります。

20秒の辺りでは 1/3半音まで高くなります・・

1分の辺りでは今度は10セントほど低くなります・・

そこからまた更にピッチを上げて行き最後は1/2半音以上高くなります。

同じようにギターを弾こうとしても 音程が曲中に狂うために音が拾えません。

何が原因かと言いますと 録音したときのターンテーブルの回転速度
3分の間に徐徐に遅くなって行く事態が発生していたことになります。


ゼンマイが切れた~とは 正にこの事です。

この演奏は ドロップDチューニングという調弦ですが、
このチューニングの特徴はDのキーの曲を演奏する時に6弦 4弦をルートのDとし
ベース音を開放弦で出すことが出来る奏法上のメリットがあります。



しかしロニーの演奏は E のキーですから 1音高い演奏となってます、
何故1音高くした演奏にする理由があったのでしょうか?


全弦を1音高く調弦することで運指は同じですが、1920年代ミディアムゲージ鉄弦
1920年代の弦高が高めのセッティングのギターでは
あの様なチョーキング早い運指での演奏は困難を極めます。


また歌が入る楽曲であれば歌手の得意なキーに合わせてキーの選択もありましょうが、
インストの楽曲であるこの曲はキーを上げることでのメリットは逆に減るでしょう。





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